青年の思索のために。

★2 自作曲 「マス-コミ」 を作った背景
第一章  マスコミは金持ちになってはならない

マスコミは金持ちになっちゃいけないな。
現体制に不都合なことは言わなくなってしまうからだ。

自己の金を保持するためなら、
記事やニュースに 「しない」か、「柔らかな表現」でとどめてしまうだろう?
たとえ 不合理なことだ と気付いても。
たとえ 不公平なことだ とわかっていても。

問題の根源は 広告収入が入りすぎる ということにあるようだ。
これじゃあスポンサーに逆らえない。
企業の思惑通りの事しか言わなくなる。

商業中心主義は否定しないし、
マスコミといえども経営していくには一定のカネがいるのもわかるが
最近ちょっと行き過ぎてないか?
特に、都市部のマスコミ。 これらへのカネの集中にはウンザリだ。

そんなに金があって、どうして公正さが保たれようか!?


第二章  マスコミの影響

広告収入に依存する民放なんか、いわば企業の出先機関だし、
新聞社は、大株主の金融機関には頭が上がらない。
政府は与党で構成されるが、その与党は ほぼ企業献金で成り立っていると言ってよい。

つまり、「お金のみ」が世の中の枢軸にある、ということだ。
潔癖、公正、信義、情愛、謙虚、なんかゴミ扱い。 
これらは、お金儲けの邪魔者。 二の次 扱いだ。

だから、健全な青少年が可哀(かわい)そうだ。 
なんたって大人の価値基準は「お金」のみなんだから。
金持ちが偉い、消費生活が最高、って毎日アナウンスされてるんだからね。
また、ガキみたいな大人が毎日マスコミでチヤホヤされてるんだからね。

青少年たちは、そんな、「のさばってる大人」を毎日見る。
そして、思う。
声がでかいヤツ、ずうずうしいヤツ、がエライの?
自分の事しか考えず・なりふり構わず突っ走るヤツが立派なの?
無責任野郎が得をするんだね? と。

純粋な青少年ほど、戸惑い 右往左往してることだろう。
かくして彼らは将来の、謙虚さを欠く・ふてぶてしい大人に仕立てあがっていく、という訳だ。
マスコミの伝播力は強烈だからね。


第三章  マスコミは「貧乏」なくらいが丁度いい

それにしても、マスコミは「貧乏」なくらいが、
「ハングリー」なくらいが 丁度いいんじゃないかな。

確かに、豪華で立派な社屋や、富やパワーを得たいのはわかる。

でも、マスコミは一般大衆の味方じゃなかったのか?
いつから 金持ちのお抱え(おかかえ)になっちまったんだ?
大衆は金持ちじゃないぜ。

そして 大衆はアホが多いんだぜ。頭脳をマスコミに預けてるのさ。だから、
「今コレが流行ってるから買え!「こうしないと損!「政治はこうあるべき!、
などという扇動に 乗りやすい。

こんな特質を持つ大衆の味方は 誰がするんだ? 

しかも今や、大衆が何を言ったって、無駄無駄無駄。
カネとマスコミの方針には、もはや逆らえなくなってる。

だから、マスコミ自身の自浄能力、または マスコミ同士の抑制・均衡に期待するしかないようだ。


最終章  マスコミ人達へのお願い

というわけで、マスコミのみなさん。
くだらない三面記事やコメントでは ペラペラ語るのに、
根源的で大事なことになると ダンマリ決め込むのは やめて欲しいな。

わけのわからない慈善・博愛事業に ちょっと手を出したり、
一部の者を狙い撃ちにしたり、
無意味 かつ くだらないキャンペーンをはったりして、
イイ気になるのも やめて欲しいな。

そして、断固 立ち向かって欲しいな。
もっともらしいが嘘っぱちの理屈をこね、自分の都合しか考えない企業と、
そういう企業に後押しされている 怠惰な政府 に対して。


最後に。
「社会を動かしている」という自負心があるなら
もっともっと勉強して欲しいな。
突っ走るタイプじゃなく、総合的に調整・考慮する能力を持って欲しいな。


そのためにはあなた方のカネが邪魔なのです。
すべてにおいて。


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